床の段差は危険?フォークリフト事故につながる意外な落とし穴

フォークリフトは「床の影響を強く受ける車両」です。

フォークリフトは自動車と異なり、サスペンションがほとんどなく、前輪に荷重が集中し、タイヤの直径が小さく硬いという構造上、床の凹凸や段差の影響をダイレクトに受けます。

フォークリフト走行路に床の段差があると起こる問題とは❓

① 段差による転倒・荷崩れリスク

床段差を乗り越えた瞬間
車体が大きく揺れる
積載物がズレる・落下する
荷が高い位置にあると転倒リスクが増加

特に「段差+旋回」「段差+減速不足」の組み合わせは、重大事故につながるケースがあります。

② フォークリフト本体の故障・寿命短縮

段差の衝撃は、日々蓄積されていきます。

タイヤの偏摩耗・破損
ハブ(ホイール)・アクスル(車軸)への負担
マスト(昇降装置)・フォークのガタつき
ボルトの緩み

結果として
修理頻度の増加
車両入替サイクルの短期化
につながります。

③ 走行速度が落ち、作業効率が低下

段差があると、オペレーターは無意識に
スピードを落とす
段差を避けて遠回りする
一時停止して通過する

これが積み重なると、1日の作業効率が大きく低下します。

④ 床の損傷が加速する悪循環

フォークリフトが段差を通過するたびに
段差の角が欠ける
亀裂が広がる
床がさらに段差化する

結果として小さな補修で済んだはずの床が、大規模改修になるというケースも少なくありません。

⑤ 粉塵発生による設備・製品への影響

床が欠けたり削れたりすると、コンクリート粉塵が発生
製品・設備への付着
センサー・可動部の不具合

特に精密部品・食品・医薬品系工場では、フォークリフト走行路の段差=品質リスクになります。

🚜フォークリフト事故と床の関係は?

フォークリフトは以下のような特性があり、一度事故が起きると被害が大きくなりやすい機械です。

車体重量:1〜4トン以上
荷物重量:数百kg〜数トン
重心が高く不安定

工場・倉庫で発生する労働災害の中でも特に重大事故につながりやすいのが特徴です。

よくあるフォークリフト事故の種類

① 転倒・横転事故

最も多く、かつ危険です。

床の段差・凹凸
速度超過
カーブ時の遠心力
荷を高く上げたまま走行

段差を乗り越えた瞬間にバランスを崩し、そのまま横転するケースが多発します。

② 荷崩れ・落下事故

積載物がフォークから落下
人に直撃
製品破損・設備破壊

特に「段差+小径タイヤ+高積載」の条件が重なると、荷崩れリスクが急上昇します。

③ 人との接触・挟まれ事故

歩行者に気づかず接触
壁やラックとの間に挟まれる
床段差があると、視線が下がる
操作に集中できなくなる

結果として、周囲確認がおろそかになりやすくなります。

④ フォークによる刺傷・衝突事故

フォーク先端が人や設備に接触
段差で車体が跳ね、フォークが上下動することで、フォーク先端の大きな動きにつながります。

⚠️フォークリフト事故の主な原因(共通点)

多くの事故には、次の要因が重なっています。

床の段差・亀裂・欠損
滑りやすい床
見通しの悪さ
無理な運転・慣れ
設備・床の老朽化
中でも床環境は、日常的に見落とされがちな重要ポイントです。

👷‍♂️事故防止のためにできる対策

①速度制限
②走行ルートの明確化
③歩行者との動線分離
④設備・床面
⑤床段差の解消
⑥欠け・亀裂の早期補修
⑦防滑・耐摩耗塗床

当社では以下の対応が可能です。

②~③:歩行エリアとフォークリフトエリアを、床の色を変えて明確にする
④~⑦:現場を調査した結果、最適な材料をご提案し、段差のない床面に仕上げる

📝まとめ

フォークリフト事故は、
転倒・横転
荷崩れ
接触・挟まれ
といった命に関わる事故につながりやすく、その多くに床の段差・劣化が関係しています。

事故が起きてからでは遅く、「まだ事故が起きていない今」こそ対策のタイミングです。
ぜひお気軽にご相談ください。

フォークリフトの事故を防ぐために、まずはご相談を

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