202511_埼玉県:製造工場 新設塗床工事
施工後
施工日:2025年11月
ご要望・問題点



施工前
機械の部品を製造する部屋を増設したため、埃の出ない強い床をご希望
施工期間
工期:4日(施工:1.5日 養生:2.5日)
※養生は使用できない期間
※養生は使用できない期間
施工範囲
増設した製造部屋の床
施工面積
90㎡
使用塗料
工法
流しのべ工法
施工の流れ
1
施工前
新設の場合、コンクリート打設から約3~4週間程度の乾燥養生が必要



2
下地処理研磨(コンクリート表面レイタンス除去研磨)
新設の場合、コンクリート表面のレイタンス(脆弱層)を研磨除去
※塗床の「長寿命化」や「トラブル防止」の多くは、この下地処理の良し悪しにかかっており、仕上げよりも大事とも言われる工程
■レイタンスとは
コンクリート打設後に表面に浮いてくる水や微粒子が集まってできる、セメントペースト状の層
■レイタンスを除去しない場合に起こること
・粉っぽく脆弱な層のため、塗膜・防水材がしっかり接着しない
・表面から塗膜が ペリペリとめくれる、または 全面的に浮いてくる
・レイタンス層の水分や空気が塗膜内で膨張 → 小さな穴(ピンホール)が出やすくなる
・コンクリートの寿命に影響。ひび割れ、劣化のスピードが早まる
※塗床の「長寿命化」や「トラブル防止」の多くは、この下地処理の良し悪しにかかっており、仕上げよりも大事とも言われる工程
■レイタンスとは
コンクリート打設後に表面に浮いてくる水や微粒子が集まってできる、セメントペースト状の層
■レイタンスを除去しない場合に起こること
・粉っぽく脆弱な層のため、塗膜・防水材がしっかり接着しない
・表面から塗膜が ペリペリとめくれる、または 全面的に浮いてくる
・レイタンス層の水分や空気が塗膜内で膨張 → 小さな穴(ピンホール)が出やすくなる
・コンクリートの寿命に影響。ひび割れ、劣化のスピードが早まる


3
プライマー塗布(2回塗り)
コンクリートと中塗材の密着を強くするために、プライマーを塗布
気泡の発生を防ぐため、プライマーは2回塗り
2回目のプライマーにはパウダーを混ぜ、コンクリート表面に硬い層を作ることで、より気泡を出にくくする
上塗可能時間:3時間
気泡の発生を防ぐため、プライマーは2回塗り
2回目のプライマーにはパウダーを混ぜ、コンクリート表面に硬い層を作ることで、より気泡を出にくくする
上塗可能時間:3時間


4
仕上塗(エポキシ樹脂厚膜仕上)
エポキシ樹脂厚膜材を使用して仕上塗り
今回は掃除がしやすい平滑仕上を採用
歩行可能時間:18時間~48時間
今回は掃除がしやすい平滑仕上を採用
歩行可能時間:18時間~48時間



参考価格
エポキシ樹脂厚膜仕上(1mm):5,000円/1㎡~
※記載の価格は300㎡以上を基準としています。
※別途、諸経費がかかります。
※記載の価格は300㎡以上を基準としています。
※別途、諸経費がかかります。
備考・詳細
新設のコンクリートは内部に空気を多く含んでいるため、塗床材との反応によって気泡が発生しやすいという特徴があります。
そのため今回は、プライマーを2回塗りし、さらにパウダーを混ぜたプライマーで表面をしっかりと固めることで、気泡を出にくくする対策を行いました。
新設コンクリートの塗床施工では、次の点に注意することが重要です。
1:乾燥不足(高い含水率)に注意すること
2:レイタンス(白い粉)を確実に除去すること
3:コンクリートの温度(冷え)に注意すること
4:気泡対策を徹底すること
新設床の状態にあわせて最適な施工方法をご提案いたします。
どうぞお気軽にご相談ください。
