202412_東京都:自動車整備工場 新設ウレタン厚膜塗床工事

施工後
施工日:2024年12月
ご要望・問題点



施工前
整備工場として使用するため、車両の重量や工具などの重機に耐えられる、埃の出ない強い床をご希望
施工条件
短納期で施工をしてほしい
施工期間
工期:6日(施工:4日 養生:2日)
※養生期間は使用できない期間です。
※養生期間は使用できない期間です。
施工範囲
自動車整備工場の床
施工面積
108㎡
使用塗料
水性エポキシプライマー(Eプライマー)
エポキシ樹脂厚膜塗床材(フロウカラー)
耐衝撃性、耐薬品性、耐摩耗性、美しい仕上
歩行可能時間:18時間
硬質ウレタン厚膜塗床材(他社製品)
エポキシ樹脂より耐熱性・耐衝撃性・耐薬品性に優れている
上塗可能時間:12~48時間
アクリルウレタン薄膜床塗料(他社製品)
耐候性に優れているため屋外の施工も可能
耐薬品・防塵性にも優れている
ウレタン樹脂厚膜仕上の場合、紫外線にあたると黄変するためトップコートとして塗布する
歩行可能時間:12時間
■耐候性とは
塗料等の高分子材料が屋外で使用された場合に、変形、変色、劣化等の変質を起こしにくい性質
工法
ウレタン流しのべ工法(平滑1.5mm)
施工の流れ
1
施工前
新設の場合、コンクリート打設から約3~4週間程度の乾燥養生が必要



2
下地処理研磨(コンクリート表面レイタンス除去研磨)
新設の場合、コンクリート表面のレイタンス(脆弱層)を研磨除去
※塗床の「長寿命化」や「トラブル防止」の多くは、この下地処理の良し悪しにかかっており、仕上げよりも大事とも言われる工程
■レイタンスとは
コンクリート打設後に表面に浮いてくる水や微粒子が集まってできる、セメントペースト状の層
■レイタンスを除去しない場合に起こること
・粉っぽく脆弱な層のため、塗膜・防水材がしっかり接着しない
・表面から塗膜が ペリペリとめくれる、または 全面的に浮いてくる
・レイタンス層の水分や空気が塗膜内で膨張 → 小さな穴(ピンホール)が出やすくなる
・コンクリートの寿命に影響。ひび割れ、劣化のスピードが早まる
※塗床の「長寿命化」や「トラブル防止」の多くは、この下地処理の良し悪しにかかっており、仕上げよりも大事とも言われる工程
■レイタンスとは
コンクリート打設後に表面に浮いてくる水や微粒子が集まってできる、セメントペースト状の層
■レイタンスを除去しない場合に起こること
・粉っぽく脆弱な層のため、塗膜・防水材がしっかり接着しない
・表面から塗膜が ペリペリとめくれる、または 全面的に浮いてくる
・レイタンス層の水分や空気が塗膜内で膨張 → 小さな穴(ピンホール)が出やすくなる
・コンクリートの寿命に影響。ひび割れ、劣化のスピードが早まる
3
プライマー塗布
コンクリート面と中塗材の密着を高めるために塗布
塗布後、約2時間で硬化
塗布後、約2時間で硬化
4
中塗り(エポキシ樹脂厚膜)
強度をつけるため、塗膜の厚みをつける
仕上げの際のピンホール防止
■「ピンホール防止」とは
コンクリートや塗膜などの施工後に発生する微細な穴(ピンホール)を防ぐための対策
上塗り可能時間:18時間
仕上げの際のピンホール防止
■「ピンホール防止」とは
コンクリートや塗膜などの施工後に発生する微細な穴(ピンホール)を防ぐための対策
上塗り可能時間:18時間
5
仕上塗(硬質ウレタン厚膜仕上)
自動車を整備する場所なため、車が常時乗っても耐えられる、衝撃性に強い硬質ウレタンで仕上塗りをする
上塗可能時間:12~48時間
上塗可能時間:12~48時間
6
トップコート塗布(アクリルウレタン薄膜床塗料)
ウレタン樹脂厚膜仕上の場合、紫外線にあたると黄変するため、耐候性に優れているトップコートを塗布
施工後20℃、約12時間で軽歩行が可能
※気温や湿度によって硬化時間は変動します
施工後20℃、約12時間で軽歩行が可能
※気温や湿度によって硬化時間は変動します



参考価格
参考価格:8,000円~/1㎡あたり
※記載の価格は300㎡以上を基準としています。
※別途、諸経費がかかります。
※記載の価格は300㎡以上を基準としています。
※別途、諸経費がかかります。
備考・詳細
硬質ウレタン塗床は、エポキシ樹脂と比較して、耐熱性・耐衝撃性・耐薬品性に優れているという特長があります。
そのため、価格はエポキシ樹脂よりもやや高めではありますが、新設時に長期間の耐久性を求める場合には特におすすめの素材です。
なお、新設コンクリートへの施工には、コンクリート打設後おおよそ3~4週間程度の「乾燥養生期間」が必要です。
これは、コンクリート内部の含水率が高い状態で塗床材を施工すると、膨れ・剥がれ・白化といった施工不良の原因となるためです。
一見乾いているように見えても、コンクリート内部に水分が残っている可能性があるため、実際の現場では含水率計を使用して含水状態を確認したうえで、適切なタイミングで施工を行います。
今回はお客様より製品の指定もありましたが、他社製品を使用しての施工も可能です。
お気軽にご相談ください。