丁寧な下地処理と確かな技術で、長持ちする床へ
塗床工事の品質を左右するのは、仕上げだけではありません。
下地処理から塗装、乾燥まで、ひとつひとつの工程を丁寧に行うことで、耐久性や美観が大きく変わります。
フロアクトでは、現場の状況に応じた最適な施工手順を徹底し、安心して長く使える床をお届けします。

施工前

施工後
施工前
製造商品の変更により、タイル床から導電床に変更

下地処理研磨
長年の使用によるタイル床表面の汚れ除去研磨
※塗床の「長寿命化」や「トラブル防止」の多くは、この下地処理の良し悪しにかかっており、仕上げよりも大事とも言われる工程

プライマー塗布(ハケ)
タイルと中塗材の密着を高めるために塗布
今回は、磁器タイル用のプライマーを使用

プライマー(塗布後)
塗布後、約2時間で硬化

中塗り(タイル目地の段差をなくす)
タイル目地の段差をなくすとともに、1.5mm程度の厚みを出す

アース用銅板接地
電気を逃がすための銅板をエポキシ系接着剤にて接地

導電用プライマー塗布(ハケ)
中塗材と仕上材の密着を高めるために塗布
電気を通す専用プライマー
※ローラーで塗れない箇所をハケで塗る

導電用プライマー塗布(ローラー)
中塗材と仕上材の密着を高めるために塗布
電気を通す専用プライマー
※広範囲はローラーで塗る

導電用プライマー(塗布後)
塗布後、6~12時間で硬化

通電検査
床材が規定通りの導電性能(静電気を安全に逃がす性能)を持っているかどうか確認
抵抗値が5KΩ(キロオーム)以下であること
■5KΩ(キロオーム)
「5kΩ」は、導電床の性能として非常に良好な値であり、粉塵爆発対策や静電気管理区域において理想的な導通状態です。(今回は4.08Ω)

エポキシ樹脂厚膜帯電防止仕上
導電性の他に、防塵性、耐摩耗性に優れた
導電床用のエポキシ樹脂厚膜材を使用して仕上塗り

施工後
施工後20℃、約12時間で軽歩行が可能
※室温により、硬化時間は変動します
